Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)のVirtual Data Centerサブスクリプション(以下、VDC)を購入後、virt-whoの設定が完了する前にはRHEL仮想マシンには一時的なサブスクリプションが付与される。
どういうことかというと、
- ハイパーバイザーホスト上のRHEL仮想マシンに正しくサブスクリプションをアタッチするためにはvirt-whoの設定が必要
- virt-whoの設定をするにはサブスクリプションがアタッチされたRHELが必要
- virt-who設定前なのでハイバーバイザーホスト上のRHELには、購入したRHEL VDCサブスクリプションのゲストとしての割り当てが不可(virt-whoの設定ができない)
というchicken-and-eggな状態になってしまう。
vSphereやNutanix AHV上などで最初に作ったRHEL仮想マシンをvirt-whoに仕立てようとしてもこの状態にハマってしまう。 これを解消するためにはvirt-whoを設定予定のRHEL仮想マシンにRHEL VDCのサブスクリプションをアタッチすることで、一時的なサブスクリプションとして使用が可能になる。本来ホスト側に適用するものを無理やり仮想マシンに割り当てるわけで、永続的ではなく一時的なサブスクリプションとなる。 この一時的な期限が7日間となっている。
下記は2021年8月27日にアタッチした場合。
以前は一時的なサブスクリプションの有効期間は24時間だった
過去のドキュメント、例えばRed Hat Satellite(以下、Satellite) 6.5には一時的なサブスクリプションは24時間有効となっている。
Satellite 6.6では7日間になっている。
時期的にはSatellite 6.6 がリリースされた頃から変更された?(リリース:2019年10月22日)
期間が短くなったわけではないし不都合は無いが、24時間経ったらどのような動作になるか確認したかったのでその検証はまた別環境で実施。