あとがきのようなもの

インフラ関連,コンテナ,仮想化技術、過去に書いた記事の解説など

【RHEL】virt-who設定前に割り当てられる一時的なサブスクリプションの有効期間は7日間

Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)のVirtual Data Centerサブスクリプション(以下、VDC)を購入後、virt-whoの設定が完了する前にはRHEL仮想マシンには一時的なサブスクリプションが付与される。

どういうことかというと、

というchicken-and-eggな状態になってしまう。

vSphereやNutanix AHV上などで最初に作ったRHEL仮想マシンをvirt-whoに仕立てようとしてもこの状態にハマってしまう。 これを解消するためにはvirt-whoを設定予定のRHEL仮想マシンRHEL VDCサブスクリプションをアタッチすることで、一時的なサブスクリプションとして使用が可能になる。本来ホスト側に適用するものを無理やり仮想マシンに割り当てるわけで、永続的ではなく一時的なサブスクリプションとなる。 この一時的な期限が7日間となっている。

下記は2021年8月27日にアタッチした場合。

仮想マシンにアタッチされた一時的なサブスクリプションの状態
仮想マシンにアタッチされた一時的なサブスクリプションの状態

以前は一時的なサブスクリプションの有効期間は24時間だった

過去のドキュメント、例えばRed Hat Satellite(以下、Satellite) 6.5には一時的なサブスクリプションは24時間有効となっている。

Satellite 6.6では7日間になっている。

時期的にはSatellite 6.6 がリリースされた頃から変更された?(リリース:2019年10月22日)

期間が短くなったわけではないし不都合は無いが、24時間経ったらどのような動作になるか確認したかったのでその検証はまた別環境で実施。