あとがきのようなもの

インフラ関連,コンテナ,仮想化技術、過去に書いた記事の解説など

vSphere Management Assistant(vMA)はv6.5で廃止

この記事は2018/6/18にVMTNに投稿した記事の転載です。

communities.vmware.com


vSphereのリモート管理、特にUPSとの連動シャットダウンの管理サーバーとしてvMAをよく使用していました。 メーカーオフィシャルなLinuxサーバーとして多目的に利用していましたが、このvMA、v6.5で廃止されたようです。

vSphere Management Assistant for vSphere 6.5 - VMware {code}

注: vMA は廃止されたため、vMA 6.5 が最後のリリースです。詳細および代替機能については、vMA リリース ノートを参照してください。

v6.5のリリースノートには、

vSphere Management Assistantの廃止予定は、vSphere Management Assistant 6.0.0.1リリースで発表されました。

とあります。 ちなみに、v6.0.0.1のリリースノートには、

, and vSphere Management Assistant (vMA) will be deprecated in a future release.

とあり、しっかり廃止予定が記載されていました。 代替機能については詳細に記載はありませんが、VMware PowerCLIやvCLIを使うか、vSphere SDKを使って置き換えていくか、という感じでしょうか。 なお、vMA 6.5がいつまで使えるかは、製品互換表に記載が無いので正確には分かりません。

参考までに、PCNS 4.2の対応OS表では、ESXi 6.7にvMA6.5を当てているようです。

PCNS4.2対応表
PCNS4.2対応表

引用元:PowerChute Network Shutdown v4.2 for Virtualization 対応OS表 PCNSもメーカー独自の仮想アプライアンスが提供されていますので、実際vMAを使う場面は限られています。

特定用途では利用があったvMAですが、ひっそりと廃止されていたので記事にまとめてみました。