廃止の経緯
2021年6月7日に下記のブログでAutomated Builds(以下、Autobuilds)の無料利用枠での廃止が発表されています。
AutobuildsのCIで使うコンピューティングリソースを暗号マイニングに悪用する利用が増え、結果としてビルドの時間数が急増する事象が出ていたようです。アカウントの非アクティブ化も行うもイタチごっこで結果、無料利用枠の廃止に繋がった模様。
公式ドキュメントにもAutobuildsを使うにはプロまたはチームプランが必要と記載
無料利用枠でのAutobuildsの設定はどうなった？
2021年7月25日現在、まだ無料利用枠でAutobuildsは使用できています。ブログ記事では「2021年6月18日以降は廃止」となっていますが、まだ猶予期間なのか、すでにAutobuilds設定済みのリポジトリ、及び新規で作成したリポジトリのどちらもAutobuildsの実行が可能です。 とはいえ廃止の案内はすでに出ているので、急に使えなることも想定して別の対策も検討する必要があります。
（2021年7月29日、更新）
ダッシュボードを確認したところ、Automated Buildsが使用できなくなっていました。
今後の代替え候補
Quay.ioは無料の利用枠があり（Open Sourceプラン）、公開リポジトリは無料で作成できます。プライベートリポジトリを使用する場合は有料プランがあります。
[Quay.ioのFAQより抜粋]
Can I use Quay for free? Yes! We offer unlimited storage and serving of public repositories. We strongly believe in the open source community and will do what we can to help!
Quayを無料で利用できますか？ はい！無料でご利用いただけます。私たちは無制限のストレージとパブリックリポジトリの提供を行っています。私たちはオープンソースコミュニティを強く信じており、できる限りの支援を行います。
Docker Hubと同様の使い勝手でパブリックなリポジトリの場合はQuay.ioに移行するのがお手軽で良さそうです。
